タイ・ナ文字(タイ・ナもじ、英語: Tai Le)は、Unicodeの53個目のブロック。
解説
中華人民共和国の雲南省徳宏タイ族チンポー族自治州などに居住するタイ(傣)族が話す徳宏タイ語(タイ・ヌア語)を表記するためのタイ・ナ(傣哪)文字を収録している。
なお、U 1980-19DFにエンコードされている新タイロ文字(New Tai Lue)は似た名前だが別の書記体系である。
タイ・ナ文字は音素文字のうち、子音と母音にそれぞれ独立した文字が与えられているアルファベットに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右へ横書き(左横書き)し、単語毎に分かち書きをする。
符号位置の順序はおおむね伝統的なタイ・ナ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン4.0において初めて追加された。
収録文字
小分類
このブロックの小分類は「子音字」(Consonants)、「母音字」(Vowels)、「声調字」(Tone letters)の3つとなっている。
子音字(Consonants)
この小分類にはタイ・ナ文字のうち、基本的な子音字が収録されている。
母音字(Vowels)
この小分類にはタイ・ナ文字のうち、基本的な母音字が収録されている。
声調字(Tone letters)
この小分類にはタイ・ナ文字のうち、声調を表す字母が収録されている。
旧表記ではこの小分類に含まれる字母の代わりに合成可能なダイアクリティカルマークブロックに含まれる欧文用のダイアクリティカルマークが使用されていた。
文字コード
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
- タイ・ナ文字




