北緯35度44分54.3秒 東経139度48分7.9秒 トポス北千住店(トポスきたせんじゅてん)は、東京都足立区千住一丁目に所在したダイエーが運営する大型商業施設である。店番号は0118

概要

商店街の一角に立地する地下1階・地上7階の店舗。

中国地方を中心に展開していた株式会社丸信が東京に出店した1号店として開業。しかし、東京には1店舗しかない関係で大量集中仕入れができない状況であった。一方で、ダイエーは首都圏レインボー作戦に基づいて首都圏に大量出店している真っ最中であったが、当時は新しく開業させた赤羽店を含めて8店舗であり、新たな店舗を必要としていた。

そこで、二つの思惑が合致し、1969年(昭和44年)8月25日に両者で正式調印を行い、業務提携を開始、同年9月1日に丸信とダイエーの共同出資会社「マルシンダイエー」(資本金:2,000万円)を設立し、東京丸信を丸信から借りる形で運営を開始、同年10月1日にダイエー主導の下で店内の改装を行い開店した。

その後、丸信が手を退き、ダイエーに営業権を譲渡したため、1977年(昭和52年)にダイエーとなった。ダイエーとなったのち1981年(昭和56年)にディスカウントストアのトポスに業態転換した。

多数展開していたトポスも、2010年(平成22年)2月28日に尼崎店が閉鎖されたことで、この北千住店が唯一の店舗となった。

2015年(平成27年)7月31日に足立区はトポス北千住店が所在する千住本町センター沿いの地域の「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」を発表。これに伴い2016年(平成28年)11月14日18時をもって閉店し、同時に36年続いた「トポス」の店舗ブランドは消滅した。マルシンダイエー運営時代から通算して47年間の営業だった。

跡地にはタワーマンション「千住ザ・タワー」が建設され、1階には2021年2月11日に東武ストア北千住店が、2Fには飲食店などが開業した。

同業他社との争い

この地区にはイトーヨーカ堂の1号店が既に存在しており、集客で競争を繰り広げた。ダイエー北千住店はトポスに業態転換し、イトーヨーカドーも2009年にザ・プライスに業態転換したが、当店閉店の少し前の2016年4月10日に閉店している(その後跡地に建設されたタワーマンションの1・2階に「イトーヨーカドー食品館千住店」として2019年3月15日に再開業したが、2020年6月1日にグループ内のヨークに移管され「ヨークフーズ千住店」に屋号変更した。)。

フロア構成

閉店時点で売り場として使用していたのは地下1階から4階までである。地下1階は食品のフロア、1階は食品・日用消耗品のフロア、2階はファッションのフロア、3階は住まいと暮らしのフロア、4階は住まいと文具のフロアである。専門店は1階の宝くじチャンスセンター1店舗のみ。

エスカレーターは上りしかないため、下りは階段を使う必要があった。

各フロアの取扱品目などの詳細は公式サイト「フロアガイド」を参照。

沿革

  • 1968年(昭和43年)9月1日 - 丸信が運営する「丸信 千住店」開業。
  • 1969年(昭和44年)9月1日 - 丸信とダイエーの共同出資の子会社「マルシンダイエー」を設立。
  • 1969年(昭和44年)10月1日 - マルシンダイエーが運営する「丸信 東京店」開業。
  • 1977年(昭和52年)6月20日 - 丸信がダイエーに営業権を譲渡し、「ダイエー北千住店」となる。
  • 1981年(昭和56年) - トポスに業態転換。
  • 2016年(平成28年)11月14日 - トポス北千住店閉店。

ギャラリー

脚注

外部リンク

  • トポス北千住店

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