2017年のドイツツーリングカー選手権は、2000年に再開したドイツツーリングカー選手権の18回目のシーズンである。5月6日のホッケンハイムリンクで開幕し、10月15日の同地での最終戦まで全9ラウンドでタイトルが争われた。レネ・ラストが自身初のタイトルを獲得した。
サプライヤーの変更
- ドイツのホイールメーカーであるATSが2017年シーズン以降、公式サプライヤーとしてホイールを供給することが2016年3月15日に発表された。
- 韓国のハンコックタイヤは2016年5月6日にDTMへのタイヤサプライヤーとしての役割を2019年まで拡大すると発表した。
ルールの変更
競技ルール
- 2016年9月17日、DTMはシリーズへの参加台数を24台から18台へ縮小すると発表した。
- DTMのレースフォーマットはレース1とレース2がそれぞれ55分に変更されることが2017年3月30日に発表された。
- チームとドライバーの無線通信は2017年以降禁止されることが2017年5月1日に発表された。
- ピットストップでの4本のタイヤ交換は、ピットストップでそれぞれ4回のタイヤ交換となり、最長ピット時間は10秒まで延長される。(ル・マン24時間レースと同様)
- 予選上位3名にもポイントが与えられる。
技術ルール
- 一枚翼のリアウィングを5シーズン使用した後、全ての車のリアウィングは二枚翼に変更された。二枚翼のリアウィングは2011年シーズン以来となる。。
- 全ての車両のエンジンは2017年シーズンから500bhpに出力が増加する。
- 全ての車両は2017年シーズンからハンコックタイヤの新しいタイヤを使用する。
2017年の参戦チーム・ドライバー
チームの変更
- 撤退
- メルセデス・ベンツを使用していたARTグランプリとミュッケ・モータースポーツの2チームは、DTMのエントリー数縮小(1マニファクチャラーにつき6台)のため、DTMから撤退した。
- BMWを使用していたチーム・シュニッツァーとチームMTEKもDTMから撤退した。
ドライバーの変更
- 参戦
- 2016年シーズン最終戦でマティアス・エクストロームの代役として出場したレネ・ラストはアウディのシートを得てフル参戦する。
- 2013年のル・マン24時間レース勝者であり、WECのチャンピオンであるロイック・デュバルがアウディからDTMにデビューする。
- 2015年のFIA GTワールドカップ勝者であり、ヴェンチュリーのフォーミュラEドライバーであるマロ・エンゲルがメルセデスから2011年以来のDTM復帰を果たした。
- チームの変更
- 2016年のランキング2位であるエドアルド・モルタラはアウディを離れメルセデスに加入した。
- 撤退
- 元チャンピオンのマーティン・トムチェクとティモ・シャイダーは16年に及ぶ参戦を終え、DTMからの引退を発表した。
- BMWのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは2016年シーズンをもってDTMから撤退し、フォーミュラEへの転向を発表した。
- 2010年から2016年までアウディをドライブしたミゲル・モリーナはシリーズから撤退した。
- 2012年から2016年までアウディをドライブしたエイドリアン・タンベイもシリーズから撤退した。
- 2016年シーズンにメルセデスからフル参戦したダニエル・ジュンカデラ、クリスチャン・ビエトリス、マクシミリアン・ゲッツ、シーズン途中参戦したフェリックス・ローゼンクビストの4名もシリーズから撤退した。
2017年の開催スケジュールと勝者
2016年12月16日に以下の9イベントが発表された。
レース結果とランキング
- ポイントシステム
ポイントは10位までに以下の通り与えられる:
2017年シーズンより予選3位まで以下のポイントが与えられる:
ドライバーズランキング
- † - ドライバーはリタイアしたが、優勝者の走行距離の75%を走行していたため完走と見なされた。
マニファクチャラーランキング
参照
外部リンク
- The official website of the Deutsche Tourenwagen Masters (ドイツ語) (英語)




