エボリューションゲーミング(正式社名はEvolution Gaming Group AB)は、ライブカジノの開発・販売やライセンス供与などを行っているゲームプロバイダー。本社はスウェーデン・ストックホルムにあり、欧州および北米を中心とするゲーミング事業者を顧客に事業を展開している。ナスダック・ストックホルム上場企業(Nasdaq Nordic EVO)。
沿革
2006年4月、ラトビアのリガで設立された少人数の開発スタジオに端を発する。2011年にイタリアで、2012年にデンマークでライブカジノ事業者としての認定を受け、2013年にはスマートフォンおよびタブレット対応のコンテンツをリリース、2014年には新たな開発スタジオをマルタに開設、同年イギリスのオンラインゲーミングメディアであるEGaming Reviewより、オンラインルーレットのImmersive Rouletteがゲーム・オブ・ザ・イヤーに選出されたことで業界の注目を集めた。
2014年12月に統括会社にあたるエボリューションゲーミング・グループ(Evolution Gaming Group AB)がスウェーデンで設立され、2015年3月に株式上場企業となった。2017年にヒット作となったドリームキャッチャー(Dream Catcher)をリリース、2020年10月に企業ブランド名を「Evolution」に改めた。
株式上場後は買収による事業規模拡大を続けており、2018年にアメリカ合衆国の同業イズギ(Ezugi)を買収、2020年にレッド・タイガー(Red Tiger)などの有力コンテンツを有するスウェーデンの同業ネットエント(NetEnt)を買収、2021年にエクストラチリ(Extra Chilli)などを保有するオーストラリアのビッグタイムゲーミング(Big Time Gaming)を買収した。
地域別の売上はイギリスをはじめとするヨーロッパが最大であるが、アジア地域も2割強を占めている。本社オフィスをストックホルムに置くが、ソフトウェア開発などのオペレーションは海外の開発スタジオで行われており、リガ、マルタのほか、ジョージアのトビリシ、アメリカのニュージャージー州とペンシルベニア州、カナダのバンクーバーなど9カ国にある。
2024年6月、NHKスペシャルにおいて、エボリューションゲーミングが運営するマルタ島のオペレーション現場が取材され、関係者によりカジノゲームの不正操作が暴露された。
出典
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)
- Evolution (@Evo_global) - X(旧Twitter)(英語)
- Evolution - YouTubeチャンネル(英語)



