docomo STYLE series SH-08A(ドコモ スタイル シリーズ エスエイチ ゼロ はち エー)は、シャープによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話(FOMA)端末である。docomo STYLE seriesの端末。
概要
2009年夏モデルとしてSH-05Aをベースに、太陽光発電用のソーラーパネルを背面に載せたモデル。シャープは、auとソフトバンクモバイルにもソーラーパネル搭載携帯電話をすでに導入しているが、ドコモ向けとして初である。他社向けと同様、背面を太陽光に約10分間に向けると、約1分間の通話及び3時間の待ちうけが可能な充電能力がある。
ソーラー充電中に本体が一定温度より高くなると画面中のメッセージ・アイコンやLED、警告音で通知する。
IPX5/IPX7等級3の防水性能があり、プールサイドやバスルームでワンセグの視聴が利用可能となる。
カラーバリエーションは3色。メインカラーは携帯電話としては珍しく、緑系の色である。SH-05Aよりも最薄部で約2ミリメートル(mm)厚くなり、17グラム(g)重くなった。背面ディスプレイはSH-05Aと同じ仕様であるが、位置が端末先端中央部に横向きに搭載されており、左右対称の背面デザインになっている。表面はクリスタルカットという太陽をイメージしたという菱形のさりげない凹凸がある。
メインカメラには、すでに発売されている同社のドコモ向け2009年夏モデル同様、シャープ独自の画像エンジンのProPixを採用した、800万画素CCDカメラを搭載。ISO12800相当の高感度撮影に対応している。広角29 mmのワイド撮影や、動き回るペットや子供もなども撮影できるチェイスフォーカス、明るさ補正や逆光補正機能、最大5人までの顔を検出するオートフォーカス、笑顔フォーカスシャッター、振り向きシャッター」も搭載されている。 また撮影時の手ブレを抑える「6軸手ブレ補正」と被写体を自動的に検出し被写体のブレを抑える「動き検出被写体ブレ補正」を搭載している。
サブカメラも他の夏モデル同様、43万画素CMOSを搭載している。
サービス面では、新たにiアプリオンライン、iコンシェル、iウィジェット等に対応している。また2in1のBモードへのメール着信、iモードブラウザの高機能化、電池マークの詳細表示にも対応している。SH-05Aと同様、BluetoothとGSMローミングには非対応。
シャープ製のブルーレイディスクレコーダー(AQUOSブルーレイ BD-HDW40/35/32)をUSB接続ケーブル接続することで、(640×360ドット/30fps)で録画した番組をレコーダーからSH-08Aに転送できる(ただし、前述のAQUOSブルーレイ対応機種において、デジタル放送のダウンロードサービスを利用して実施の仕様追加のアップデートが必要)。
そのほかの機能として、Virtual 5.1ch対応「ドルビーモバイル」、名刺リーダーで読み込んだデータを会社名別に表示できる「電話帳会社名検索」、メール返信アシスト辞書、音声入力メール、地図アプリをワンタッチで起動できる「MAPキー」などが搭載されている。
プリインストールiアプリ
以下のiアプリが購入時に端末にプリインストールされている。
歴史
- 2009年X月X日 - 電気通信端末機器審査協会(JATE)通過。
- 2009年7月15日 - ドコモから発表。
- 2009年9月11日 - 発売開始。
不具合
2009年10月29日に以下の変更と不具合の修正がソフトウェアの更新でなされた。
- iモードブラウザの一部機能(JavaScript)を再有効化
- iモードメニューが起動できなくなる場合がある
脚注
関連項目
- SH-05A - ベースになった機種。
- SH002 - 同時期発表のau向けソーラーパネル搭載端末。
- SoftBank 936SH - 同時期発表のソフトバンクモバイル向けソーラーパネル搭載端末。
外部リンク
- SH-08A - シャープ - ウェイバックマシン(2009年8月4日アーカイブ分)




