オセージ文字(オセージもじ、英語: Osage)は、Unicodeの182個目のブロック。
解説
アメリカ合衆国のオクラホマ州でかつて話されていた、ネイティブ・アメリカンのオセージ族が話すスー語族に属するオセージ語を表記するためのオセージ文字を収録している。
オセージ語は最後の母語話者のLucille Robedeauxが2005年に死去したため死語となっていたが、オセージ文字がカンザス州立大学の名誉教育博士であるオセージ族の言語学者のMogri Lookoutによって2006年ごろまでに成立し、オセージ語を母語としなくなったオセージ族や言語学者などによって2006年以降もオセージ文字が使われるようになり、オセージ語自体もオセージ族の第二言語として復興プロジェクトが進行中である。
オセージ文字はラテン文字に由来する文字体系であり、音素文字のうち子音と母音とに独立した文字が割り当てられているアルファベットに分類される。ラテン文字と同様に左から右への横書き(左横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。
一部の母音字にはしばしば鼻母音を表すためにU 0307 ̇ COMBINING DOT ABOVEが付けられる。これはラテン文字においてはオゴネクで転写される。
符号位置の順序はおおむね伝統的なオセージ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン9.0において初めて追加された。
収録文字
小分類
このブロックの小分類は「大文字」(Uppercase letters)、「小文字」(Lowercase letters)の2つとなっている。
大文字(Uppercase letters)
この小分類にはオセージ文字の大文字が収録されている。
小文字(Lowercase letters)
この小分類にはオセージ文字の小文字が収録されている。
文字コード
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
- オセージ文字
- オセージ語




