正法庵(しょうぼうあん)は、東京都足立区にある曹洞宗の寺院。現在は尼寺である。
概要
元禄年間(1688年~1703年)、黄山春鶯によって開山された。しかし地震で荒廃してしまい、事実上廃寺となった。
1805年(文化2年)、智生尼と智苗尼という二人の尼僧が当地を立ち寄り、この廃寺の存在を知って中興することを決意し、村人からの浄財を募って寺を復興した。それ以降、尼寺となっている。
歴代庵主は教育や文化の造詣が深く、特に第三世智恵諦定尼は曹洞宗尼僧の指導のみならず、村人の教育も志し、1853年(嘉永6年)に寺子屋を創設した。明治時代の学制により、小学校「中島学校」に改組されてからも、引き続き教育にあたった。
交通アクセス
- 亀有駅より徒歩11分(経路案内)。
脚注
参考文献
- 足立史談会 編『足立区史跡散歩 (東京史跡ガイド21)』学生社、1992年
関連項目




